Archive for 10月 13th, 2010
洋菓子と神戸
お疲れ様です。今回は工具にまったく関係ないお話です。
昨日、会社の近くのケーキ屋でケーキを買いました。モンブランとショートケーキ、紅茶シフォン。
私は洋菓子が大好きなのです。
洋菓子とミルクティー。しかもそのミルクティーはミルクにあうアッサムかセイロンでなくてはなりません。
アールグレイは嫌いです。
しかし、東京には洋菓子店が少ないですね。自由が丘などに行けばあるのかもしれませんが、ものすごく高いのでしょう。
その点、神戸であれば・・・ありとあらゆるところに洋菓子屋が・・・
神戸、芦屋、西宮の洋菓子店の合計数、約500。日本一洋菓子店の密度の高い地域です。
神戸の洋菓子。久しく食べていないですね。
ケーニヒスクローネやツマガリ、モロゾフ、モロゾフといえばプリン、あるいはチーズケーキか。
私は地元が神戸方面なので、日常生活の中に洋菓子が溶け込んでいる文化の中で育ってきましたが、神戸における洋菓子産業とは
まさに成熟した地場産業なのですね。
神戸大学の研究者の人の書いた著書に「洋菓子の経営学」という本がありますが、神戸で洋菓子産業が発展した要因として、人材育成、
洋菓子業者間の不文律のルール、厳しい顧客という3点を挙げられておりました。
人材育成に関して興味深い点は、製粉会社などのメーカーと洋菓子店の間における関係性が、職人育成の土壌になっているというところですね。つまり、メーカーが洋菓子店をさまざまな形で応援するらしいです。
さまざまな要因が重なり合い、またその地域の独特の文化とうまくマッチングすることにより、地場産業としての洋菓子文化が成立したわけですね。
なかなか興味深いです。